クリスマスイブの夜に体験したことを書きます、真実です。嘘のようなホントのことです

たいそうなタイトルにしました。だって、注目してほしいんだもん!

20年以上前、独身時代に経験したことです。現代の東京で今でも起きているのか存じ上げません。

メモ
以下、部署名、人物名はすべて架空です。リアリティを保ちつつ特定もされないように、架空の名称を使いました。ご容赦を。

 

 

1.ふたつの部の交流から始まった

 

営業部から、わたしのいる企画部に異動してきた佐藤さん。

佐藤さんの存在で、それまでつながりのなかった営業部と企画部の間に交流が生まれ、若手社員(電磁波含む)の飲み会などが開催されるようになりました。

仕事上も無関係ではなかったふたつの部でしたから、公私ともに仲良くなるみたいな。

 

 

2.佐藤さんの後輩の鈴木さん

 

比較的仕事でつながりがあり、また、佐藤さんの年下でもある鈴木さんとは、よくおしゃべりしてました。

すごく好感を感じる女性でした。

女性が苦手だったわたしも、彼女とは緊張せずに話せる間柄でした。

 

そんな彼女を、なんとなく食事に誘いました。

交流が盛んだったふたつの部の間で、こういう声をかけるのは割とよくあることだったし、わたしも彼女に自然と声をかけた感じでした。

異性として、恋愛の対象として、という気持ちは一切ありませんでした。

 

 

3.その日はクリスマスイブだった

 

誰も信じないかもしれません。

 

彼女と待ち合わせた三田駅近くのレストラン。

無事、予定の時刻で落ち合ったふたりは、お店にはいります。

 

はいったお店は、フロア全体の画像が思い出せないのですが、少なくともわたしの視界にはいった空間は、すべてが

  • 比較的小さいテーブル
  • そのテーブルに向き合うひとりずつの椅子

というものでした。つまり、全てがカップル用だったのです。

 

さらに、メニューをお店にお願いしたのですが。

店員「今日は6,500円のコースのみとなっております」

との答え。

 

えー!

なんでー?

予約したとき、お店はそんなことひと言も言ってなかったのに・・・

 

お金は持ってました。たとえ恋愛関係じゃなくても、男が女性にごちそうするものだ、という信念がありましたので。それなりに用意してましたから。だから、お金はいいんです、まだ。

でも、だからといって、メニューは一択?

 

そう。頭の回転がいい方はもちろん、あの裸の王様でさえもきっとわかるでしょう、この事象。

その日は、クリスマスイブ。

そのレストランは、その日はクリスマスイブ仕様で、テーブルのレイアウト、メニューも恋人同士の場として設えられていたんです。

 

率直に申し上げて、「メニューの選択の余地がなく、コースのみ」という現実に遭遇した時点で初めて、この日がクリスマスイブであり、お店もカップルのためのレイアウト、になっていたことに気づいたのが、女性関係、恋愛関係の情報に疎いわたしなのでした。

 

 

4.このお店の名前は

このお店の名前は明かしません。

が、定性的なことを申しますと。

 

  • このお店を起業した(発症のお店を運営していた)シェフは、料理の鉄人にも出たことがある人物
  • お店の名前を言えば、少なくとも当時は「あー、あそこは●●料理で名店のひとつだね」と言われる店

 

です。

鈴木さんを誘うために、一生懸命、いいお店を探しました。

で、このお店を予約できました。わりとすんなりでした。

スンナリだったからこそ、気づかなかったのかもしれないなあ、クリスマスイブということに・・・。

 

 

5.覚えていない

 

この食事の場で、どんな会話を交わしたのか。

鈴木さんが、この場で笑顔だったのか否か。

全く覚えていません。

ごめんね、鈴木さん。この状況では、あなたのことをわかってませんでした。

 

 

6.佐藤さんから怒られた後日のこと

 

クリスマスイブの日、途中から「こりゃまずい日に、しかもその気になってしまう誘い方をしてしまった」と気づいたわたしは、彼女に対して

 

恋愛の対象ではない

 

ということを、なんとなくの回りくどい表現で伝えました。

彼女から交際を申し込まれたわけでもないのに恋愛の話をすることでもない、という場面ですが、それでも「彼女はわたしに好意を持っているのではないか、持つことになるのではないか」と想像して、そうだとするとやっかいなことになるので、先回りしたのです。

彼女も、その言葉を、混乱するでもなし、「あなた、何言ってんの?」とバカにするでもなし、受け止めていた様子でした。

 

後日、佐藤さん(鈴木さんの先輩)から怒られました。

 

  • その気がないのに、なんでそんな日(クリスマスイブ)に誘うの?
  • 彼女(鈴木さん)は、そんな気持ち(交際を想定した恋慕の気持ち)を持っていたし、持っていなかったとしても、誘われたらそういう気持ちになる
  • 電磁波さん(このブログの管理人であるわたしのこと)は、女性のことをわかってない

 

そのとおりでした。

鈴木さん、佐藤さん、その両方にわたしは申し訳ないことをしてしまいました。

 

 

バブルという社会の空気感、女性のことをわかっていない未熟なわたし、そんなのがあいまって起こった悲劇なのでした。

でも、鈴木さんはその後ご結婚されて、幸せな家庭を築いている、と聞きました。

きっと、わたしより幸せな家庭を築き、素敵な家族に囲まれていると思います。

 

 

 

あなたの目の前にいる人を、あなたは軽い気持ちで誘いましたか?

あなたは、目の前にいる人を大事に想い、今の時間を過ごしていますか?

 

  • 誘われたあなたは、誘った相手をよくわかってますか?
  • 気持ちのいい時間を過ごしていますか? 居心地が悪くはないですか?
  • まずい、と思ったら、すぐに逃げるのが吉です。相手は、誰かに守られていて、どんなにうったえても、逃げてしまう・嘘をついてしまう人物かもしれません。

 

 

幸せな時間を。

メリークリスマス!

 

 

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