太川陽介の妻、藤吉久美子が不倫した(と報じられている)。
合鍵なんて普通は持たないし、週刊誌に後をつけられたらもう間違いなくクロだと思うのだが、夫の太川陽介は「俺が守る」と言ってるらしい。
どこまでいい人なのか。わたしにはとてもできない。
彼ら夫婦は芸能人だから、そのための発想や言動をしなければならない事情はあるだろう。価値観も違うものがあるのかもしれない。それにしても、だ。
1.わたしの不倫に関する考え方、言動
誰も知りたいとは思わないだろうが、わたしが不倫というものに関してどう考えているかを先に書いておく。
- わたしは不倫はしないし、これまでもしていない。したいとも思わない。
- 不倫をしないひとは、不倫を悪いことだと考えている。不倫と間違われるような行動もしない。
- 不倫をしたいと希望しているひと、あるいはすでに不倫をしてしまったひとは、「不倫をしないひと」「不倫をしたいとも思わないひと」に変わることができない。
2.いい人、太川陽介
太川陽介が「いい人」だとの前提で書いてみると。
報道では「バカモン」と妻をしかり、妻の「不倫はしていない」との発言を信じ、「俺が守る」と取材に答えたらしい。
本音では信じていないと思うが、「信じる」「(誰もがクロだと思うだろう、これから厳しくなっていくだろうが)俺が守る」と答えたというのは、配偶者としてあるべき姿を示した、と言えると思う。立派だ。
わたしにはとてもできない。
わたしは取材を受ける立場になることはない職業なので、「俺が守る」と第三者に宣言することがそもそもないが。
信じることもできない。合鍵を持ち、数時間同じ部屋で過ごし、しかも一晩も過ごしているという報道。
こういう状況証拠から、とても不倫していないとは思えない。
なので、不倫したと考える。
となると、先にあげたように、「不倫していない」との言葉は信じられないし、今後も彼女は不倫するだろうと残念ながら思ってしまう。
不倫しない人間はそもそも、怪しまれる行動そのものをしないはずなので、怪しまれる状況になったこと自体、もうダメだ。
3.太川陽介が策略家だったとしたら
太川が策略家だったとしたら。
藤吉は不倫した、と考えただろう。
藤吉に「不倫したのか?」と聞いて「していない」との返事を聞いたとしても、信じないだろう。また不倫をすることになるだろうとあきらめると思う。
太川はこっぴどく藤吉を叱っただけで、優しい言葉はかけなかっただろう。
で、表立った取材に笑顔で「信じる」「俺が守る」と答える。なぜか。
そのギャップに、藤吉はおびえたり、あるいは「こんなに素敵な男性を夫に持つわたしは、なんてことをしてしまったのだろう」と自己嫌悪に陥る。
芸能人であることの矜持とでもいうのか、こうでなければ仕事をもらえない、生きていけないという事情を体を持って示す夫の姿をみて、反省する。
太川が完全に主導権を握る。
こういう戦略を立てて行動したのだろう。
わたしが太川の立場だったとしたら、こういう言動をすると思う。
芸能人であろうがなかろうが、不倫はゆるされることではない。
一度でも不倫をしてしまったひとに対し、改心するだろうとは期待できない。
気の緩みとか、倫理観とかは矯正できないと思う。
わたしの妻が不倫をしたら、「不倫相手が好きなら、その彼に世話になれ」と言い放つと思う。
不倫した妻のために、仕事をして給料をもらってそのほとんどを家族のために消費される生活なんて続けていけなくなる。いいとこどり(給料だけ夫からもらって、自分は夫以外の人物とお楽しみ)する人物なんて、近くにいたらうざい。
彼女の気持ちを変えることはできないと思うし、変えようという気にもなれない。わたしに甲斐性はないし、魅力ある男でもない。
太川の言動は立派だと思うが、鏡だとは思わない。
4.もろもろ
20代前半に付き合っていた彼女がこんなことを言った。
「どうせ男なんて、9割は浮気、不倫するでしょ」
これはわたしに向けられたのではなく、世の中の男性はこういうもんでしょ、と言った言葉。
この言葉を聞いてわたしは残念だった。が、どうやら彼女だけではなく、一般的に男も女も「みんな不倫するものだ」と思っているらしいことが、その後わかるようになる。
これも残念なことだ。
不倫は悪いことだと思ってない、あるいは悪いことと思っていても行動(不倫)はしてしまう。
思ってるだけだったらまだいいのかもしれないが、「不倫は悪いことではない」と表明する人がいたり、不倫という行動に移ってしまうのは、ほんとに残念。
ベッキー+ゲス川谷のときも、そんな世論が巻き起こった。
わざわざこんな事例をあげるまでもなく、ニュースになる不倫ネタが多すぎる。
- 「別に国会議員が不倫したっていいじゃないか」
- 「芸能人たるもの、不倫も芸のこやし」
いやいやいや、やめてくれ。
表に出る人たちが不倫してると、不倫なんて起きても不思議ではない空気を作ってしまう。
さっき挙げた、元カノの言葉
「どうせ男なんて、9割は浮気、不倫するでしょ」
がさらに定着することになるのがいやだ。
表に出ないひとだったら不倫していい、というわけでもない、もちろんだが。
5.最後に言いたいこと
最後に、週刊誌は誰も喜ばないこんな記事に懸命にならず、もっと深刻な問題に立ち向かえよ。
読者も、痴話話に懸命になるメディアなんか求めるな。
「だったらお前も、そんなネタをブログ記事にするなよ」」
おっしゃるとおりです。^^;