ブログに「政治」と「宗教」の話はご法度とは言われますが、2017年の衆議院選挙の投票日までに、これだけ言わせてください。
日本という国(の再生)を信じる、という話です。
1.2011年3月「東日本大震災」の頃
2011年3月、東日本大震災が発生しました。
当時わたしは、西日本のとある街で生活していました。震災の直接的な被害を受けることはありませんでした。
いっぽう、わたしは会社の方針として、被害を受けた東日本の事業所に勤務し生活する会社の仲間の社員たちのために、スーパー、ディスカウントストアからいろんな生活物資を買い出し、現地に送るという仕事を命じられ、総務部門の責任者としてこなす日々を送っていました。
あとから聞いた話として、こういう買い出しは多くの企業がやってたらしく、またBCP(Business Continuity Plan。事業継続計画)の観点から経営者としては当たり前の判断だったかもしれません。
でも、被災を免れた単なるラッキーだったわたしが、地元の住民たちも困っているのにもかかわらず、スーパーなどで物資を買い漁る日々はとてもつらく、ストレスがたまり、仕事のあと帰宅すると怒った気分のまま子どもたちに当たり散らすみたいな状況になりかけるほどでした。
軽度ではあれ、メンタル不全に陥ってましたなも。
そんなとき、ツイッターで生まれたハッシュタグが「#枝野寝ろ」。
当時、政権与党だった民主党の官房長官だった枝野幸男さんが、スポークスマンとして、連日24時間奮闘する姿に生まれたものです。
枝野氏および民主党の対応の是非はその後いろいろ言われました。
「誤った対応だった」
「情報を隠した」
「自民党なら問題なく対応できた」等々。
自民党と民主党をもう比較はできません。
それでもその頃は、ホントの意味での「国難」にあり、多くの国民がしんどい想いをしていたであろうそのときに
「枝野、がんばんなきゃいけないかもしれないけど、少しは寝ろよ」
という想いから生まれた「#枝野寝ろ」は、言葉にするのは難しいけど、「人を思いやる」という日本の人たちの心が生んだものなのではないか、と感じられ、日本という国の素晴らしさ、ひねてくさった日々を送るわたし自身への反省として響いたのでした。
2.2017年10月の衆議院選挙という「国難」
安倍首相は、今の「国難」を乗り切るのは自身が率いる自民党と公明党しかないそうな。
東日本大震災も人災ではあるでしょうが、よっぽど今のほうが人災的国難。その張本人は誰でしょうか。
- モリカケ問題で誠実な対応を一切とらず、国連の選挙監視を拒否し、ア●な妻を、不適切な方法で守り続ける人。(●●県の県民は、一度も地元に住んだことのないあの人に投票するのかな?)
- 「説明に値しない」という迷言で、説明責任から逃げ続ける現スポークスマン。
- 警察、メディアを使って、勇気ある告発を行った元官僚を、公益通報者保護法の精神を無視して、幼稚な個人攻撃をする政府。
- 加計学園からの献金を疑われ、200万円÷11人というでっち上げの会見をし、その後の説明資金を一切果たそうとしない人。
・・・
まさに“国難”ですね、今。
いや、現在の野党にも、無所属にも、たたけばホコリの出る人たちはいると思うんすよ。
でも、政権与党だからこそ生まれてるみにくい不祥事がここにはありますよね。
3.「#枝野立て」
東日本大震災から6年半が経過しました。
緑色の政治家が立ち上がりました。
が、想定していたのか想定外なのか、集まったと思ったらそうでもなく。
これまた、信じるに値する言動なのか否か、政治家に不信が生まれました。
ここで生まれたのが「#枝野立て」「#枝野立つ」のハッシュタグ。
短期間で、自民党のフォロワー数を抜き去った立憲民主党。
もしかしたら、2011年の国難のときに「#枝野寝ろ」を生み出し、使った人たちが「#枝野立て」を生んだんじゃないでしょうか。
生んだのが誰なのかはこの際無関係。
嘘をつかない、誠実に行動する、そんな人物、集団を期待するひとたちのいる日本が、この言葉を生んだんですよ、再生したんですよ。
4.ミスチル「タガタメ」
Mr.Childrenの「タガタメ」という歌、こんな歌詞が聞こえます。
(歌詞そのもの、漢字、ひらがななどの表記はわたしがこの曲を聴いて自分勝手に書いたものです。間違いと著作権違反があったらごめんなさい)
左のひと 右のひと
ふとした場所で きっとつながってるから
かたっぽうを裁けないよな 僕らは連鎖する生き物だよ
枝野幸男さんの立憲民主党の動画にこんなのがありました。
右でも左でもなく、前へ。
わたしは学びました、右とは「一般的なキーボードに正面に向いたときに、エンターキーのある側」(笑)と。
それ以外の右、左は関係ないかなあ、日本が、世界が幸せに平和になるには。
今は、日本、そして世界全体が困った状態にあると思います。
こんなときに、「人を信じられない」集団に期待はしません。
あ、最高裁判所裁判官国民審査もあるよ。
加計学園関係者がいるらしい。