大坂なおみ選手は日本人選手であってほしいか、東京五輪では米国選手として出場するのか

大坂なおみ選手が、テニス 全豪オープンで優勝しました。

全米に続き全豪でも優勝し、世界ランキング1位も獲得しました。(「日本人選手として」と、多くのマスコミが言いたがっています。)

うれしいのはもちろんですが、「日本人選手」と報道されることについて様々な反応があるでしょう、きっと。

 

 

1.大坂なおみ選手はなぜ日本人選手として出場しているか

 

 

大坂なおみ選手は、ハイチ出身のお父さんと日本出身のお母さんとの間に生まれました。現在は二重国籍ですが、日本選手として試合に出場しています。

なぜ大坂なおみ選手は、日本選手として出場しているのでしょうか。

その理由は、上記リンク先に詳しく紹介されています。

 

日本のコーチが彼女の存在を早い時期から見出していたこと、それに恩義を感じているお父さん、という話です。

 

 

2.大坂選手はこれから国籍を選ぶ

 

大坂なおみ選手は、国籍をこれから選ぶことになります。

 

パトリック・ハーラン氏が、大坂なおみ選手が日本人選手として出場するための策として、「日本は二重国籍を認めるべき」という主張をされています。

その是非はここでは触れませんが、国籍に関しては国々でいろいろとルールがあり、一筋縄ではいかないようだ、ということはわかります。

日本が得なのか、米国にしておいたほうがいいのか。

大坂なおみ選手のことだけで二重国籍の扱い・法改正をどうのこうの、というのもどうかと思われます。

 

 

3.マスコミの堕落

 

率直に言って、わたしは大坂なおみ選手の全豪オープン優勝をうれしいと思っています。

日本選手としての優勝ということもそうだし、アジア人として初の4大大会(全米、全豪、全仏、ウインブルドン)での優勝ということも、です。

大坂選手がオリンピックで日本選手として出場することも期待してます。米国として出場するよりは、日本選手として出場してほしい、と思っています。

 

ただ、以下の人たちや言葉を見ると、読むと、“大丈夫かよ、日本・・・”と情けなく思いたく鳴るのも事実です。

 

 

潮田さんというマスコミ関係者がこんなツイートされてます。マスコミ関係者とは思えない、粗雑で下品なツイートです。

 

 

一方、こちらは大坂選手にインタビューする記者と、毅然と対応する大坂選手の対比が見事なツイート。

 

わざわざ、記者は「日本語でお願いします」と要求していますが、なぜなんでしょうか? たどたどしい彼女の日本語を聞いておちょくりたいのでしょうか。

 

マスコミの堕落、これまでは現政権、官房長官へのツッコミ、芸能ネタしか追いかけない姿勢から感じることが多かったのですが、今回スポーツ選手にもこの体たらく。

これらのマスコミを見ていると、大坂選手が、たとえお父さんの日本人コーチに対する恩義を感じているという話があるにしても、いずれ日本を嫌いになるんじゃないか、と心配さえしてしまいます。

 

 

4.大坂選手を日本選手としたいあなたたちがやるべきこと

 

大坂選手が、できるなら日本選手としてこれからも活躍してほしいと願うわたしは、こうします。

それは、日本という国を、素晴らしい国にするということです。

 

わたしは、自分が生まれ育って、今も生活している日本を良い国と思いたい。でも、そうではなくなってきている。そのままじゃ、日本は良くない国になろうとしている不安がある。

 

だから、日本を良くするために、行動できることは行動する。

選挙では必ず投票する。政治に関心を持つ。煙たがられても、甥っ子や姪っ子に「政治は他人事じゃない、しっかり考えよ」と、わたしの心情を強制はしなくても、関心を持て、と言い続ける。

 

大阪選手が、日本を好きになってほしい。日本人選手として出場してほしい。

そう思うなら、いや、そう思わなくても日本を良い国にしていこう、と行動しよう。

 

 

国はおかしな方向に向かっている。それを立て直すのに、象徴的な存在としてわたしが感じるのは、「英語で答えます」と言っている大坂なおみ選手(上記に記した、毅然とした彼女の姿)と、巨悪(日大、昔監督してた内田さんら)に立ち向かった関東学生アメリカンフットボール連盟です。

彼らの正義感、倫理観、行動は、現政権に求めても「豆腐にかすがい」だが、我々有権者には響く。

 

わたしたちが「大坂なおみ選手の偉業を称える」気持ちがあるのと同じように、日本を良くする行動は自然とわいてきて、行動できるはずだ。

 

 

【追記】

大坂なおみ選手が日本国籍を選ぼうと、米国籍を選ぼうと、応援し続けることには変わりはありません。

 

 

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