M−1グランプリ2019の優勝者が決定した瞬間、かまいたちファンのわたしは力が抜けました。
そして、「M−1」ってそういうもんなんだな、と感じ入りました。
かまいたちファンは、2019のM−1をこんなふうにみました、よ、ね。
1.M−1って不条理なことが起きる
M-1は、主に新人のお笑い(漫才。漫才に限定しているわけじゃないが)を発掘するイベント、テレビ番組。
ベテランとか、昔からの実力のあるお笑いタレントが勝つ、とは限りません。
2001年(第1回大会)のますだおかだ(面白かったのに、優勝できず)しかり、2007年のサンドウィッチマン(決勝に進めず、敗者復活から優勝。「なぜ彼らは決勝に進めなかったのか」との準決勝の審査員に批判殺到)しかり。
と、大竹まことがチュートリアルを評した言葉が今でも頭に残ってますが、M−1てそんなイベントですよね。
ミルクボーイという不条理、想定外が優勝をかっさらっていきました。
2.ド定番ネタで決勝進出
かまいたちファンはみんな思ったはず。
「UFJネタ」はド定番ネタ、それを決勝の1回戦にぶつけてきた。
それで、余裕の決勝進出。
UFJって、今や三菱UFJ銀行。
いつの間にか、名称、そして経営母体も変身している経済界も暗に突っ込んでいた(かもね)。
力は十分。ド定番をしっかりおもしろく演じてくれた。
3.ミルクボーイのネタは平坦
1回戦と最終決戦。
ミルクボーイのネタは平坦でした。
同じ、食べ物ネタ。
コーンフレーク、最中という違いこそあれ、ネタの構成や面白味はふたつの作品で共通。
これら以外にネタはあるのかな、しゃべりはうまいのかな・・・。
これから活躍してほしい、と思うけど、かまいたちほどに、ネタの構成や種類の豊富さ、コントもしゃべりもバラエティも全部面白いかまいたち。
4.審査員が笑いをとりにきた
今年も審査員が笑いや騒動を起こしました。
こちらの記事でも触れられてます。
上沼恵美子は自分のCDを宣伝したり。
松本人志も、相変わらず笑いを交えた評価。
立川志らくは、昨年低評価だったかまいたちに対し高評価を出し、優勝決定のあとも「かまいたちを優勝させたかったが」とコメントしていて、かまいたちファン・お笑いファンは、審査員のしゃべりに心を持っていかれた時間が多かったなあ。