前回、「わたしの好きなビール類 〜新ジャンル編〜」を書きました。
今回は「わたしの好きなビール類 〜新ジャンル編〜」を書きたいと思います。
自信を持ってオススメのビール、なんておこがましいことは……
1.ビール類の分類とビール税改正の概要(2020年10月)
本題の前に、来月予定されている酒税改正について触れておきます。
以下の図(こちらのサイトから引用させていただきました)をご覧ください。
2020年10月に行なわれる改定は、3種類のビール類の分類で、
ビールの税金が安くなる⤵
新ジャンル(第3のビール)の税金が高くなる⤴
という予定です。
これで、多分、
新ジャンル(いわゆる第3のビール)は10月1日から価格も上がるので、今月中に買いためましょう。
2.好きな「ビール」
本題です。
わたしの好きなビールは、
[st-marumozi-big fontawesome="" bgcolor="#F48FB1" bordercolor="" color="#fff" radius="30" margin="0 10px 10px 0" myclass=""]ラガーが生ビールになったとき、居酒屋で飲んだ樽のラガービール[/st-marumozi-big]です。
なんやそれ?
と感じた方が多いでしょう。説明します。
3.ラガーの生ビールの衝撃
回り道をしないとわかりづらいと思うので、回り道します。
その昔、日本のビールは、キリンのシェアが圧倒的でした。
1987年にアサヒビールのスーパードライが発売され、キリンビールの圧倒的なポジションは形勢不利に。
上のグラフでアサヒが急上昇しているのがそれです。
キリンビールも1990年に一番搾りを発売し、シェアトップを維持するものの、危ういのは間違いなし。
この状況で、キリンビールは「キリンビール」という銘柄(現在のクラシックラガー)を生化するという作戦に出ます。
「ラガーの生化(なまか)」
現在もそうですが、当時も
[st-cmemo fontawesome="fa-comments" iconcolor="#F48FB1" bgcolor="#FCE4EC" color="#000000" bordercolor="" borderwidth="" iconsize=""]ラガーは生ビールじゃないでしょ[/st-cmemo] [st-cmemo fontawesome="fa-comments" iconcolor="#F48FB1" bgcolor="#FCE4EC" color="#000000" bordercolor="" borderwidth="" iconsize=""]ラガーを生にしたら、ラガーじゃないやん[/st-cmemo]という消費者の批判の声が多く出ていました。
結論から言うと、ラガーの反対が生ではないし、生の反対がラガーではないので、「ラガーの生ビール」はおかしなものではありません。
で、実際、そういう製品が販売されました。
それが、わたしの好きなビールなのです。
4.生のラガーの美味しさ
「ラガーの生化」はわたしにとってとても美味しいと感じるものでした。
ビールとは苦い飲み物、社会人に成りたてだったわたしにとってもビールは、お付き合いとしては飲むけど、本音はチューハイ、焼酎のお湯割りを飲みたかった。
そんなときに、ラガーの生ビールの樽を発見しました。
発見といっても、たまたまはいったビアガーデンにて、普通の生ビールとキリンラガーの生ビールがメニューに載っていたのです。
[st-minihukidashi fontawesome="" fontsize="" fontweight="" bgcolor="#FFB74D" color="#fff" margin="0 0 20px 0" radius="" position="" myclass="" add_boxstyle=""]話題になってるやつだな[/st-minihukidashi]
で、飲むと美味しい。
苦いのは苦いけど、それがビールらしい苦さを残している、と感じる効果。
そして、生ビールらしい清々しさをあわせもつ。
美味しい!
当時、キリンは
- 「ラガーを生化するなんて、信じられん」
- 「キリンは大事なものをなくした」
- 「キリンがラガーを生化するんだったら、スーパードライのほうがマシだから乗り換える」
などと批判されてました、たしか。
が、美味しい“ラガー生”を飲んだわたしは、それらの批判がまるで「アベノマスクをバカにするけど、十分大きいじゃないか!」と叫んでる人たちとダブりました。
(ま、実際のところ、アベノマスクはわたしにとっては極小でしたが……)
樽詰め(ジョッキで飲む生ビールですわ)のラガービールは、売ってます。
見かけることは少ないかもしれないけど。
缶でもラガー生は発売されています。
この記事を書くにあたり、参考に、また資料の引用もさせていただきました。
ありがとうございます。
◆成城大
http://blog.livedoor.jp/nandeya_umeda/archives/50886718.html
◆明治学院
https://econ.meijigakuin.ac.jp/research/publication/pdf/151-5.pdf
◆ビール女子
https://beergirl.net/beerbeginner_01_c/
前回の新ジャンル編
ぼそっと
「酒税改正」ですが、改正なのか改定なのか改訂なのか。
改正:正しくないものを正しいものに変える
酒税改正じゃなくて、酒税改定だと思うんだけどな。知らんけど。
「改訂・改定・改正」の意味や違い、使い分け方とは?