あの時、“ママ”の言葉がなかったら、今ごろは・・・

人生で最も高額の買い物、それは・・・自宅ですよね、フツー。

富豪とか、裕福で余剰資金使い放題という人だったら違うのでしょうが、大多数のパンピー(一般ピープル)だったらそうだよね。

その買い物を、わたしはなかなかのタイミングで実行した、という話のご紹介。

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1.会社を休んだ

フツーの会社でフツーに勤めていたわたしですが、病気で仕事を休みました。

はっきり記憶してないし、手元に記録もないのだけど、1〜2ヵ月程度だったかな。

ココロノカゼ、いわゆるメンタル不全です。

言い訳すると、その当時、わたしの持病(めまい+その関連)が悪化、部下たちに迷惑をかけてました。

体調が悪いときに管理職は何を考えるか、というと、

  • 身体は大事にしなければいけない
  • とはいえ、管理職だから、職場に迷惑は極力かけられない

ということ。

わたしの経験も、部下に迷惑はかけられない、ということと「健康が最優先」という、この時点では二律背反なことをかかえたときの話です。

これが結局はココロノカゼを呼んでしまったのですなあ。

 

2. 休んでいる間

身体的な病気じゃないので、休んでいる間も体は動きます。

ココロノカゼを治すのに、普通は完全に休むのがいいのですが、じっとしていられないし、家族、とくに子どもに休んでいる姿は見せられない。

そこで、こんなことしてました。

A.SNS、特にFacebookでまったく接することのなかった人たちと交流する
B.転職活動(情報収集、サイトへの登録)
C.ネット、IT関係の勉強、交流

3.人生を迷っていた

A〜Cはいずれも、今の会社から逃げ出そう、自分の好きなことで仕事しようという目的につながる行動でした。

転職の応募をしてみました。でも、書類選考の段階で不合格。

面接までいけるとは思っていたんだけどなぁ。

 

真剣にブログを続けるためのマインドセットみたいなモードは手に入れました。

それは今に続きます。

今でも関係が続く、ふだんは出会えないIT関連の人物たち、ブロガーとの出会いもありました。

4.ママからの言葉

進んでいるのか、止まっているのか。

その時点ではわからなかった休み期間。

 

そんな中、とあるスナックのママ。

常連と言えるほど、しかも高給取りじゃないわたしが、ちょっとした縁でめぐりあえた、少々高めのスナック。

わたしが迷走していることを見抜いていたんでしょう。

あなたの人生だからわたしがあれこれ言うことはないけど、踏ん張りなさい。

多くのお客さんと接しているけど、世間は甘くないわよ。

あなたの会社は、大変だろうけど、いい会社よ。我慢しなさい。

家族もいるんでしょ。

一回り上(くらいだと思う。ママ、違ってたらごめんなさい)のママ。

そのお店にやってくる客は、広島の名士、地場の企業の社長、東京や大阪から出張してくる大企業の部長たち。

そんな人物たちとの会話の中で、企業活動が大変なこと、わたしの勤務先が優良企業であること、わたしの迷走が甘えであることなど、全部見抜いていたんでしょう。

ママの言葉は、言われなくても以前から自分自身わかっていたつもりだったけど、それでもガツンと来ました。

5.目覚めたわたしは

齢 45歳。

ここで復活せねば。

ママの言葉を聞いたら、それまで楽しんでいた、新たにつながったFacebookの友だちたちとの交流がまったくつまらないものに。

 

よくよくながめたら、そのFacebookの友だちたちとわたしの生きるステージが違う。

医者、企業役員、フリーランス・・・。なるほど、彼ら彼女らとの話が合わないわけだ。

 

きょうだいと飲んでいるとき、新聞の折込チラシに不動産屋のものがありました。

「手頃な価格かもね」などと話に花が咲く。明日行ってみるか。

ってことで、家を検討しているきょうだいたちと、販売している土地を見物しにいく。

「こんな時期に大丈夫?」と妻から心配されるも、

「家を建てる、それがオレの、止まりかけたエンジン始動にもなる」

と自分に言い聞かせ、結局買いました。家を。

世界で一番やさしい家づくりガイド 2015-2016 (エクスナレッジムック)

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家を建てることを決心してから、仕事にも復帰。

徐々に気合がはいりなおしました。

ママの言葉が、今に通じるのだと感謝してます。

ありがとう。Kママ。

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