アラフィフという年代で、同年代の事務系のサラリーパーソンの中では比較的早いタイミングでパソコンを触り出したわたしは、栄枯盛衰というほどではないけど、アプリとかWEBサービスの昔と今が気になったりします。
そのブログは、WordPressで運営してます。
このブログにはリンクチェッカーというプラグインをインストールしていて、リンク先のサイトがなくなった、といったときに「エラー」を出してくれます。
現在、数十のリンクがエラーになってます。
リンク先がエラーになっているということは、そのリンクを読者の方がクリックしても表示されない、ということです。これは、ユーザーの方の不便を強いることになるので、避けなければなりません。ですので、リンクを削除するとか、新たなリンク先を設定するとかしないといけません。
数十となると「あー、しんど」と感じざるをえないのですが、読者の方々のためにはしゃーないことです。誰にも不平は言えません、誤った宛先にリンクを貼っているわたしの至らない点ですから。
このあたりで勘のいい方々はお気づきでしょう。そう、そのエラーになっているリンク先とは、この記事のタイトルにもなっている「Picasa」です。
じゃあ、そのPicasaとはナンだよ?という話です。
1.Picasaとは
Picasaとは、Googleが昔提供していたサービス、アプリです。
画像のレタッチなどが施せるアプリであり、また、画像をクラウドに保管するサービス(今で言う、フォトストレージ)でもありました。
簡単に言ってみれば、ToyViewer+Googleフォトという感じでしょうか。
(ToyViewerとは、無料で、写真の簡易な編集などができるアプリです)
残念ながら、Picasaは、2016年にサービスを終了しちゃいました。いいサービスだったんですけどね。
で、今では、そのサービスは、先に挙げたGoogleフォトに移行しています。
Googleフォトも素晴らしいサービスです。
というか、Googleフォトはさらに素晴らしいサービスになってます。
WEBアプリというのが普通に存在する現代ですから、ネットに接続した状態で画像のレタッチなどもできちゃうんですよね、Googleフォトは。
でも、昔は、ネット接続がそこまで当たり前ではなく、自分のパソコン上(オフライン)で編集して、そのあとネットにアップロードするって手順でしたね。
2.リンク先の修正は大変
話を元に戻すと、リンクを修正しなければならない件。
Picasaがサービスを終了してしまったから、そのリンク先も存在しませんよ、だから修正してくださいね、というのがリンクチェッカーの教えてくれたこと。
そうか、サービスが一斉に終了したら、リンク先が一斉になくなってしまうのね・・・
という、当たり前の現実に、ブログ運営者は“風に立つライオン”のごとく対処しないといけないのね、という。
3.Picasaでよかった
こういう、リンク先の修正のときに大変なのは、リンクを貼り直すという手間はもちろんだけど、それ以上に問題なのがリンク先の情報がまだ存在するのかどうか、ってことです。
今回のようなフォトストレージ、ニュース、個人のブログ記事、あるいは情報提供サイトなどなど。
余計な話ですが、もっと早い段階でニュースになってたら流行語大賞にもなっていたであろう、キュレーションメディア、あるいはDeNA、サイバーエージェントなどのサイトのリンク先などもそうですね。(いずれも、問題があると判断されたサイトは非公開になってしまいました)
リンク先がなくなったら、サイト管理者(そのサイトが、ブログでも企業WEBでもなんでもかんでも・・・)は大変なんですよ。
でも、今回のエラーの先はPicasaでよかった。というか、Googleでよかった。
Picasaが終わったのは、ブログ運営者として残念だし腹立たしいけど、Picasaに保管していた画像はまだ残ってるんですよ。だから、画像をダウンロードしてアップロードすればコンテンツは生き返る。
これはありがたい。
「○○サービスは止めます。?月?日にデータは一斉に削除しますので、それまでにダウンロードしておいてください。」
というような、サービスの終焉を伝えるメールが来ますが、悲しいし腹立たしいですなあ。
それに比較し、Googleは、ヒト・モノ・カネがあるからなのか、移行までにしばらくの猶予期間を持ってくれています。(ありがたい話を追加すると、リンク先の画像のサムネイル(小さい画像)は、リンクが切れても表示してくれている。)
それでも、Picasaが移行した先のGoogleフォトのリンク先から画像をダウンロードし、アップロードしてリンクを貼る、という作業は必要になるんだけど、さ。
4.教訓
無料のWEBサービスを使うときは、「それを提供する企業はヒト・モノ・カネを持ってるか」「将来、このサービスがなくなってしまわないか「なくなったとしてもサポートはちゃんとやってくれる形に移行してくれるか」などを想定して始めましょう。
無料に限らないけどね。
- 作者: クリス・アンダーソン,小林弘人,高橋則明
- 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
- 発売日: 2009/11/21
- メディア: ハードカバー
- 購入: 133人 クリック: 3,796回
- この商品を含むブログ (534件) を見る