2018年7月6日を10年後頃に振り返るとき、
[st-minihukidashi bgcolor="#4FC3F7" color="#fff" margin="0 0 20px 0"]この日は、一度に2つの大きな事件が起きた日[/st-minihukidashi]と思い出すことになるでしょう。
インパクトの大きいことなので、2つとも強く印象に刻んでおきたいです。
1.大雨特別警報発令
数十年に一度という大雨特別警報が発せられました。
大雨特別警報とは?
気象業務法第13条の2において、「予想される現象が特に異常であるため重大な災害の起こるおそれが著しく大きい旨を警告して行う警報」と法的に定義されている。
「数十年に一度」と表現されているほどの危険な警報です。
この日の朝、福岡県朝倉市・東峰村では、1年前の豪雨の被害からの復興、亡くなった方への追悼、そんなニュース映像が流れていました。
一方で、気象予報は前日から続く雨に注意を促していました。
(1)平成30年7月西日本豪雨
そして、午後には周囲の鉄道などが遅延、あるいは運休となり、テレビからは大雨特別警報が流れ、携帯電話には避難勧告、避難所開設、避難指示などのエリアメールがけたたましく鳴りました。
ついに、福岡県では、ほぼ県内全域に大雨特別警報が発せられました。
- まだ行方不明の人がいる
- 復興は十分進んでいない
福岡県朝倉市、東峰村の人たちはちょうど1年前の豪雨を思い出し、“行方不明者がまだいる”、“未だ復興半ば”である現実をかみしめていたとき、またも大雨特別警報がやってきました。
今回はさらに広域に。福岡県ほぼ全部、九州各県、そして範囲は西日本〜東日本と広がりました。
岡山県倉敷市では、屋根にしか逃げられなかった人たちが続出。ツイッターで救助を求めるなど、大変だったようです。
(2)広島を再び襲った雨
平成26年8月豪雨による広島市の土砂災害の記憶がまだ新しい広島市民・広島県民。
今回の豪雨はその広島までも襲いました。
当時、広島に住んでいたわたしは被害を受けることはなかったまでも、被害を受けた人たちと一緒に仕事をしたり、被害を受けた方々の支援をしたりした経験から、
「なぜ、また広島を?」
と、人の力では動かせない天災をうらみました。
“数十年に一度”であるはずの特別警報が、何回も発令されている現状は、なげくしかないのでしょうか。
2.オウム真理教、麻原彰晃らが処刑された
麻原彰晃こと松本智津夫死刑囚らの処刑が執行されました。
※オウム真理教、麻原彰晃らが犯した事件をご存じない方はこちらを参考にご覧ください
地下鉄サリン事件の頃、わたしは東京に住んでいて、事件の起きた地下鉄も使っていたので、冷や汗が出ました。
麻原のやらかしたこと全体が、日本だけではなく世界を震撼させました。
麻原、そしてその他の幹部が逮捕され、裁判が繰り返され、麻原以外の幹部らの証言などで明らかになった事件、そしてオウム真理教。
死刑判決は当然だと思いましたし、いっさいしゃべらないらしい麻原から真相が聞き出せない以上、もう時間がすぎるだけ、早く刑の執行を、と思ってました。
一方で「まだ死刑になってなかったのか」と数年前気づいたときは、それはそれで驚いたし、田原総一朗らが組織したという“オウム事件真相究明の会”なるものの存在も、考えはわかるけど「いまさらどうなるよ、さんざん裁判やっただろ」とも思ってました。
オウム事件真相究明の会ウェブサイト
麻原の死刑執行をしてしまうことで「真実は闇の中に埋もれてしまう」とか、死刑廃止論もありますが、まあ死刑執行はおそすぎたかな、というのがわたしの感想です。
3.結局、言いたかったこと
大災害、そして麻原彰晃らの死刑執行。
その前日、のんきに飲み会してる安倍首相、上川法務大臣ら。
この写真、マスコミも報道しろよ。
死刑執行の前夜。安倍首相と上川法務大臣がどんな顔して、何をしていたか。かつて法務大臣をしていた千葉さんが死刑執行を決める時の躊躇と、苦渋を語っていた。それが人として当たり前の思いだ。上川法務大臣がサムアップして笑ってる顔からは想像出来ない。 pic.twitter.com/Bv91ogqW3Q— 俵 才記 (@nogutiya) 2018年7月7日
飲み会やるのはいいけど、その日にやることじゃないでしょ。たとえやったとしても、公にすることじゃなく、ひた隠しにするくらいしなさいよ。加計学園理事長と会った・会わなかったことの記憶や文書はひた隠しにするくせに。
上の懇親会の写真は、国会議員だったか自民党のどなたかのSNSに出てたらしい、という話を聞きましたが、だったら安倍首相はその国会議員に「バカなことするなよ」と怒ってもいいと思うんですが、それさえもやってない。(やったかもしれないけど、表には出てない)
こんな首相、閣僚、与党の日本にいるのが残念になります。
【追記】
やっぱり、引きずることになりました。
山本太郎議員が、かなり激しい口調で、無能無策、国民に背を向けた安倍政権・閣僚の失態を追及しています。
「もう言ったからそれで終わり、それで済むんだったら、大臣は石井大臣じゃなくてもいいですね、総理大臣はあの方じゃなくてもいいし、内閣は今の内閣じゃなくてもいいですよ。心を込めて仕事してくれよ!税金で食べてるんだから!」(西日本豪雨災害について)
山本太郎議員質疑(7/19参・内閣委員会) pic.twitter.com/IhgYMHkTDy— サチエ (@bettybeat) 2018年7月19日
つい最近、こんな本を読みました。
- 「同じ話を何度もする」
- 「せっかく作った料理に、醤油やソースをドボドボとかける」
- 「赤信号でも平気で渡る」
こんな老人の行動も、全部説明でき、適切な対処があると説明してくれる医者の話です。エビデンスもある、いい本でした。
この本に、
[st-mybox title="" fontawesome="" color="#757575" bordercolor="#BDBDBD" bgcolor="#f3f3f3" borderwidth="0" borderradius="5" titleweight="bold"]「都合の悪いことは聞こえないふりをする」
[/st-mybox]という老人の行動パターンとそれへの対処があります。この答えは「老人には聞こえない音がある、低い声で話すと伝わる」というものです。
安倍首相、菅官房長官、その他閣僚、参謀らに効く取扱説明書はないものでしょうか。
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