飛行機、乗りますか。
わたしが乗るのは、年1回の出張くらいかな。
あの非日常感、いいですよね、飛行機は。
「いつか落ちるかも😥」という不安も無いことはないけど、それさえもなかったことにしてくれる客室乗務員、別の名をキャビンアテンダント(CA)のおもてなし。
1.キャビンアテンダントとの会話をスケベという人
「キャビンアテンダントとおしゃべりするの、楽しいね」
と話すと、
「おまえ、スケベだなあ」
と言われたりします。女ったらしとか、チャラチャラしてるように思われるんでしょうかね。
たとえば、わたしがそんな男性の彼女だとしたら、確かに「電磁波くん、もう何やってんのよ〜」みたいに反応するかもしれませんね。
2.お互いにとって、張り詰めた空気
わたしは体がでかいもんですから(180cmを超えてます)、座席指定のとき、空いてれば「足元の広い席空いてますか」とカウンターでお願いすることがあります。そんなとき、非常口の席を指定してくれます。
あそこの席は、非常時にCAのお手伝いをしなければならないという必要はあるけど、CAと相対する(向かい合わせて座る)席になる場合もありますよね。
飲み物を配っているときとか機内販売とかをしている以外は、CAはその席に座ってることが多いけど、そのときってお互いにとって空気が張りつめた感じになるんですよ。
お互い視線を合わせないように窓の方を見たり、適当にその場をやり過ごすことになる。
客よりはCAの方が気を遣わなければならないように思います。だって、客はCAと視線が合うと困ると思うから(それを察し、CAはわざと視線を合わせないようにしていると思う)。
だから、そんな空気を崩すために、わたしは話しかけるようにしてます。
話題に困るときもあるんですけどね。
先日乗ったときは、離陸前のアナウンスで、「本日は、北海道にゆかりのある乗務員、奈良、静岡にゆかりのある乗務員が搭乗しております。よろしければお話しかけください。」と話してました。
そのようなコミュニケーションもおもてなしのひとつ、という想いからなんでしょう。とても好感の持てる飛行機会社だと印象を持ちました。
もちろん、そのネタでおしゃべりしたのは言うまでもありません。
3.和む空気が着陸の幸せを増幅する
着陸したとき、無事地上に戻ってきた安堵感はあります。
しかし、荷物を持って、飛行機を降りるまでの時間、あのタイミングでもCAとおしゃべりしていると幸せな心地感が増幅します。
稲盛和夫さんの本は何冊か読んでますが、JALが息を吹き返したのは、お客様のことを考える、おもてなしとは何かを全員が想像し行動に移す、そんなことを徹底した、という話がいくつも出てきますが、そういうことなんですかね。
4.張り詰めた空気を破る幸せ
CAさんに
「乗客の前に座っている間、なんか、緊張感みたいなの、ないですか?」
とお聞きしたことがあります。
「実はそうなんです。だからお客様のように、話しかけてくださるの、ありがたいんです」
と吐露しておられました。
これは、彼女なりのおもてなしの応対だったかもしれません。
航空会社に知り合い(男性)がいるのですが、この話をしたら
「CAが言ってる話は、間違いないと思うよ」
気のおけない同性の友人の話なので、大きくはずれていない話だと思います。
先日も、CAの方から話しかけてくださったことがありましたし。
(話しかけたいという気持ちが満々なわたしのことを見抜いていたのでしょう。)
張り詰めた空気を破るのは、お互いにとって気が楽になることだと信じて、次の登場のときは、また話しかけてみたいと思います。