「あいつ」とはわたしのことです。
Facebookからの個人情報が不正に利用されていた、というニュースは衝撃でしたなあ。情報の流出は事故だったのか、意図されたものなのか。ザッカーバーグは知っていたのか否か。
真相はよくわからないけど、結果的に個人の情報が、ユーザー本人が意図しない目的で使われた(らしい)ことは間違いなく、ザッカーバーグも謝罪したようですから、困った出来事だったことには変わりはありません。
Facebook、やめます。一部を除いて。
1.ニュースの内容
Facebookの個人情報不正利用の事件、大体こんな感じです。
- Facebookの会員情報が不正流出した
- 流出した情報は、米国を中心に最大8700万人分ほどである
- 大量の会員情報は、英選挙コンサルティング会社のケンブリッジ・アナリティカが不正に取得し、2016年の米大統領選でトランプ陣営のために使われたと指摘されている
- Facebook CEOのザッカーバーグは「被害を防ぐ十分な手立てを講じていなかった。私の誤りだった」「本来あるべき姿に持っていくには2〜3年はかかる」などと述べている
- 10,11日両日にザッカーバーグは米議会公聴会で証言
ニュースソースによって表現などは違うと思いますが、だいたいこんな感じです。
ニュースソースの例
Facebookが表明した実施中または今後実施する対策は非常に多岐にわたり、それが企業としての誠実さを示しているようにも思えます。しかし率直に言えば「いままでわれわれのどの情報を保護してくれていたの?」と聞いたほうが早いような気もします。そして、いまこれだけの個人情報使用について改善をすると発表したということは、これまではあらゆる情報が不適切に扱われていたということにほかなりません。Bloombergなどは「Facebookは、20億人のユーザーのほとんどが不適切なアクセスを受けている可能性があると認め、ソーシャルメディアの巨人が情報から何十億ドルもの収入を得ながら人々のプライバシーを保護できなかったという証拠を示した」と記しています。
〜Engadget 日本版より
2.わたしがFacebookを止める理由
このたび、わたしはFacebookの一部の利用を止めることにしました。
その理由は以下のとおりです。
(1)個人情報の不正利用をされたくない
前項に書いたニュース、そんなトラブルに巻き込まれたくありません。
自分の情報を、望まない宛先に、望まない用途で渡されるのは回避します。
詳細は省略します。
(2)Facebookのつまらなさが面白さを上回ってきた
以前から少しずつ感じていたことですが、Facebookのつまらなさがその面白さを上回ってきているのを感じていました。
①体調を崩していた頃、とあるインフルエンサーのプロジェクト(“Facebookの友だちをとにかくじゃんじゃん増やして明るい未来を”的な)に活路を見出そうと、友だちを機械的に増やしました。それはそれで面白く、当時住んでいた地域の、普通なら知り合えない人たちと知り合い、オフ会などもあり、今でもお付き合いしている知人はいます。人生の活路を見出す目的の「一部」は達成することができました。
しかし、しばらくして機械的な友だちは、ほとんどがノイズになってきました。
見ず知らずの“友達”の投稿は、面白い場合もあるけど、ほとんどは面白くない。
そのうちFacebookは学習してくれて、関係の薄い友達の投稿は出さないようになるけど、それでもうざい。
オフ会で知り合った、とある尊敬に値する起業人。その姿に色んな意味で惚れるほどの人でしたが、その方のプライベートで愕然とすることが起きました。
「尊敬してたのに、あの人そんな人生で大丈夫なの? 見損なったわ」
②機械的な友達、ほんとの友達含め、他人の料理とかどっか行った話とか、「いったい何が面白いの?」となってきた。別に、Facebook見たくない。
③もとからそうだったのですが、自分の食べたもの、行ったところ等を書きたいと思わない。(そのくせ、自分のブログを拡散させるために、「ブログ書きました」投稿はしていたけど)
フェイスブックは本名登録が原則なので、ハードルが高い。書くのに躊躇する。別にやましい人生を送っているわけではないけど、なんかやだ。
逆に、会社の同僚が自分の仕事や会社のことをどんどん書いてるけど、大丈夫?と思ってしまう。わたしの属する会社も仕事も、世間から否定されるような事業ではありませんが、
「個人だけではなく会社まで自分の一部にして、諸々をさらけ出すの、そんなに面白い?」
と冷めてきました。
④いくつかのブロガー仲間のグループに入れてもらったはよかったが、その仲間たちでブログの投稿をウォールに書く(ブログ更新のお知らせ)のだけど、加入者が多いグループはそのグループの投稿が連続して、うざくなってきた。
4.Facebookのいいところ
Facebookにもいいところはあります。
- 友達との交流はうれしいし、高校やそれ以前の同級生も久しぶりにFacebook上で会えたし、つながった。
- 高校のFacebookページを作ったら、そこで高校の同級生はもちろん、田舎の方々とも交流できています。
- 知らない人と出会い、飲み会し、刺激を受け、仕事にもプライベートにも財産になったこともあります。
なので、Facebookすべてをやめることはしません。
ただし、絞ります。ノイズを回避すべく、Facebookページの一部のみ残します。(なので、個人のアカウントは残さざるを得ない)
5.具体的にわたしが処理したこと
Facebookの一部を「やめる」ためにわたしがしたことです。
- 個人情報のうち、メアドなどアカウント継続に必要っぽいもののみ残し、その他は削除
- 残した個人情報も公開先は「自分のみ」に変更
- 投稿の公開先も「自分のみ」に変更
- 貯まっていた友達リクエストをすべて削除
- アプリとの連携を削除、あるいはアプリそのものを消去
これでいいのか、やらなくてもいいのか、もっとやるべきことがあるのかわかりませんが、とりあえずです。
意外とたくさんのアプリを連携させてました。Facebookを止める止めないにかかわらず、みなさんもときどきはアプリの連携のチェックはした方がいいですよ。
やり方は、ウェブであれば、
[st-cmemo fontawesome="fa-file-text-o" iconcolor="#919191" bgcolor="#fafafa" color="#000000" iconsize="100"]ページ最上部の右のプルダウン→「設定」→「アプリとウェブサイト」→「編集する」[/st-cmemo]で確認、編集できます。
【追記】2019/12/21
また、個人情報流出です。
【追記】
アップル創業者、もうひとりのスティーブ、「ウォズ」ことスティーブ・ウォズニアックもFacebookを止めてたらしいです。
「ネガティブな要素がポジティブなものを上回った」
って、オレと同じこと言うとるやないかw
Apple共同設立者のスティーブ・ウォズニアック氏、Facebookを退会
【さらに追記】
こんな話がポロポロと・・・