「春眠暁を覚えず」とは、春は気持ちよくて、陽が昇っているのも忘れるほど眠っちゃったよ、という意味でしたね。孟浩然(もうこうねん)の詩ですね。
わたしにはあまり当てはまらないなあ、と、少なくとも今年は思うんです。
1.前提として~睡眠障害
そもそもわたしは睡眠が普通の人と違い少々障害があるので、同列で比較できる話ではないということを先に申し上げておきます。
「普通の人と違う」を簡単に言うと、薬を飲まないと眠れない・薬を飲まずよく眠れなかった翌朝は非常に体調が悪い、ということ。
とはいえ、他の季節よりは眠たくなる季節であってほしい。そうまでなくとも、少なくとも普通の季節と同じであってほしいと願うのですが、そうでもない。
なんとなく気分がソワソワするというか、何か違和感があり、睡眠が深くない。
無理やりたとえるなら、子どもの頃、「明日は楽しみにしていた遠足。待ち遠しくて眠れない」てな感じでしょうか。子どもだからほんとに「眠れない」ことはないですけどね。
2.具体的な症状
普段から、夜中の2時頃、目が覚めることはときどきあります。
すぐ眠りにはいるか、あるいはトイレを済ませ再び眠ります。
が、ここしばらく(そうですねえ、1〜2ヵ月程度でしょうか)は30分しても1時間しても睡魔がやってきてくれず、眠りに入れません。
仕事のことが気になって眠れない、とか、職場に嫌な人がいて行きたくない、とか、近所の人とトラブルになってるとか、そんなことがあるわけではない。普通の日常。
それなのに、です。
3.会社の同僚も
自分だけ、と思ってたら、会社にも同じような状況に陥っている人間がいるらしい話を間接的に聞きました。
彼の場合は、仕事のことを考え出すと眠れなくなるのだとか。
彼の場合はわたしなんかよりは、管轄している組織はでかいし、抱えている課題も広く深い。
眠れなくなるのは理解できます。
とはいえ、それさえも以前から彼にとっては変わらないこと。
春という季節には何かあるのでしょうか。
4.ネットで検索しても
春という季節になにか特別な作用というか、孟浩然の感じたこと(春眠暁を覚えず)とは違う特徴があるのでしょうか。
ネットで調べてみますと、あまり出所や医学的な根拠がはっきりしないサイトが多く、「WELQ問題」を思い出させたのでやめました。
主だった信頼に足るサイト(とわたしが考える)の情報を集約すると、
- A.春は卒業・入学・入社、異動などで人との別れや環境の変化などがあり、心情的に不安定になりやすい
- B.寒暖の差が激しい季節のため、体調を崩しやすい
といった春の特徴が、メンタル不全を起こしやすい
というのが、ほぼ共通した検索結果でした。なるほどこれなら、理屈として理解できる話です。
わたしも、勤務先での衛生管理者としての経験やメンタルヘルスの相談を受ける経験からすると、納得できることです。
Bの「春は寒暖が激しい季節」であることは、日本では誰にでもあてはまること。Aにあてはまる人は確かに不調になるでしょう。が、わたしの場合、Aはあてはまらないんですよね。
この記事を書いている途中に、この↑記事が出ました。
確かに、書いているとおりでしょう。それは否定しないですが、わたしに起きていることとはちょっと違う。
5.ヘルニアが先か不眠が先か
数週間前から、持病のヘルニアが悪化してます。
症状は腰痛、特におしりのあたりから脚の付け根。
痛みと、しびれみたいなものです。
それがひどい時はよく眠れません。
もしかしたら、ヘルニアが原因で眠れないことがあり、それがきっかけでヘルニアの治りが悪く、さらに眠りが悪くなってヘルニアが治らず・・・という負のサイクルがまわっているのかもしれません。
今ではヘルニアは落ち着いてますが、その負のサイクルの不眠だけが残っているのかなあ。
ヘルニアも、症状が悪化するのって、身体的な負荷はもちろんですが、心理的な負荷(ストレスなど)も影響しているっていうし、わたしもその経験はある。
ヘルニアも不眠も、ぐっすり眠ると改善するんだけどなあ。
→その昔、「不眠症の最良の薬は、ぐっすり眠ることである」と書かれた本を見たことがあるような・・・。
話が堂々巡りになってきましたね。
結論はもともと無いんですけど、締まりのないエンディングですいません。